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PMS機能概要紹介

このページでは・・・

 「作業計画・管理支援システム【.NET版】」(PMS)の機能概要・構成と,主要な機能をトップメニューからの呼び出しプログラムごとに紹介しています。個々の機能(プログラム)の概略についてはそれぞれのリンク先で紹介しています。

 

最新情報(2012〜15年度)

2014〜15年度は細かい修正や,給与・資産管理機能の年度計画更新が中心です。New
   不具合修正は,できる限り優先的に行いますので,お気づきの点はサポート掲示板,お問い合わせなどにてお知らせください。

2013/07 生産環境計測データ(主に気象観測データ)の管理機能が追加される予定です。

2013/01/18 給与管理・資産管理機能が追加され,FaWL連携機能が強化されました。 FaWLは3.1にアップ!

2012/07/10 FaWL連携機能紹介ページが(やっと)追加されました。

2012年5月,圃場図作成ソフトがKML入出力(KML2.2サブセット限定仕様)に対応しました。

2012年5月,圃場情報表示ソフト(FldInfo.exe)がPMS姉妹(補強)ソフトとして追加されました。

主要更新履歴(2015年度まで,予定含む)

 

2015年度は,FIX-pms仕様改訂への対応,細かい機能追加・不具合修正(ユーザリクエストベースが主),給与管理機能の年度計画改訂などを予定しています。New

2014年度は,細かい不具合修正(主にユーザレポートに基づきます)や,給与・資産管理機能の年度計画的改訂(機能追加)が実施されました。New

2013年度は,給与管理機能の改良・機能追加および気象観測データをはじめとする生産環境連続計測データ管理機能などが追加されました。

2012年度は,FaWL改良版(動画・音声・バーコード,GPSログ機能の追加)と給与・資産管理機能が追加されました。

2011年度は,データ流通を目指した XML Schema 作成と,それへの対応が中心です。2011年8月時点で "FarmXML: FIX-pms 1.0β" (XML Schema) が試作され,それに対応したデータ出力機能が実装済みです(ビルド5625)。さらに,11月時点でFIX-pms形式のデータ入力機能が実装されました(β版:ビルド5919)。

2010年度は,施肥・防除計画周り,種苗管理・生産出荷管理の機能強化,および資金管理機能の実装,などが実施されました。

2009年度の研究開発により,以下の機能が追加されました。

  • 複数ほ場に対する栽培作業・受託作業実績一括入力時の入力履歴に基づく後編集および個別圃場入力値確認編集機能追加(2010年3〜4月)
  • 受託作業台帳および土壌台帳の強化,栽培作業〜品質台帳と作付台帳との照合処理追加(作付変更後の不使用レコード削除に対応)など(2009年9月)
  • 3個以上の肥料・農薬・資材登録に対応,作業軌跡表示強化(属性,軌跡トレース表示追加),作業者・機資材使用状況マップ表示追加など(2009年7月)
  • 施肥・防除設計に基づく施肥・防除計画作成機能追加,計画に基づく種子,肥料,農薬必要量算定に対応(2009年5月)
  • 生育台帳拡張:任意の生育管理項目をマスタ登録した上で生育台帳に記録(2009年3月)

2008年度の研究開発により,以下の機能が追加されました(2008年12月)。

  • 管理ファイルごとのバックアップ・リストア機能
  • 生産資材(肥料・農薬・種子・種苗・燃料等)の在庫管理機能
  • 圃場DB内のデータテーブル間結合を含むクエリ作成・発行によるデータ抽出機能

 その他,2008年度には

  • MFD(PDA利用のモバイル農業情報記録)連携による現場作業記録情報
  • GPS軌跡情報(ポイントシェイプまたはラインシェイプファイルの重ね表示のみ)
  • 水利情報(水系・水域および配水予定の登録・管理)
  • 収穫後の生産・調製・出荷情報(生産ロットごとの管理)
  • 複数管理ファイル参照機能による多年度データ比較・表示と,それにもとづく計画作成

などの機能が追加されています。 

システム構成

● プログラム構成(2015年05月)

 PMSは以下のようにトップメニューから呼び出される複数のプログラム群から構成されています。

 

システム構成(トップメニュー)

 

● ファイル構成(2015年05月)

 圃場地図ファイルおよび各プログラムの動作設定などを除く,PMSが管理するほとんどのデータはSQLサーバ上のデータベース「圃場DB」内に格納されています。

 また,下図のように,データベースと圃場地図ファイルを組み合わせた仮想的な「(圃場生産)管理ファイル」単位のデータ管理環境を内蔵し,圃場地図画面を主たるユーザインタフェイスに採用した視覚的データ操作・管理環境(農業生産工程管理の「見える化」)を実現・提供しています。

 

ファイル構成図

 

取り扱い可能なデータの種類(2015年7月)

 本システムでは,以下のような営農上のデータを取り扱います。なお,経理上(金銭面)の管理機能は搭載しておりません(金額等を入力できる項目もありますが,あくまでも参考情報としての入力となっており,それを用いた経費計算・管理機能などは用意されていません。順次実装中または実装予定です)。

  • 圃場の区画形状情報(GIS互換のポリゴンシェイプ)
  • 圃場に付帯する情報(所有者,地番,面積,土地利用,水利,・・・など)
  • 圃場所有者・耕作者・作業者についての最小限の情報(氏名など)
  • 作物情報(栽培・管理する作物名・品種名など)
  • 栽培資材情報(使用する肥料名・農薬名など)
  • 圃場毎の作付情報
  • 圃場毎の日々の栽培管理作業情報(当初計画,日々計画,作業実績の3種類)
  • 圃場毎の受託作業計画・実績情報(ビルド3228より,作業後との使用資材や機材,作業時間などの細かな記録が可能)
  • 圃場毎の土壌成分情報(水田用の簡単な施肥設計も可能(参考程度))
  • 圃場毎の収穫・出荷物の品質情報(水稲を対象,他作物でも利用可能)
  • MFD(PDA利用のモバイル農業情報記録)連携による現場作業記録情報 (2008年度実装済み)
  • FaWL(Android/WindowsMobile端末用作業記録)連携による現場作業記録情報(2011実装済み,2012機能強化済み,2015年度改修済みUpd
    • FaWLによる静止画(写真),動画,音声,バーコード記録→生育台帳(生育管理項目として)登録
  • GPS軌跡情報(ポイントシェイプまたはラインシェイプファイルの重ね表示のみ) (2008年度実装済み)
  • 水利情報(水系・水域および配水予定の登録・管理) (2008年度実装済み)
  • 収穫後の生産・調製・出荷情報(生産ロットごとの管理) (2008年度実装済み)
  • 資材(肥料・農薬・種子種苗,各種生産資材,燃料など)在庫管理情報 (2008年度実装済み)
  • 生育関連データ(圃場・日単位)(2009年度実装済み)
  • 施肥設計・防除設計情報(2009年度実装済み)
  • 栽培作業関連のマップ表示処理強化(作業軌跡含む),他(ビルド3110〜)
  • 作物(作付)別の土壌成分値目標設定による土壌成分管理(ビルド3328〜)
  • 1管理ファイル3作付までの制限撤廃(作付数無制限へ,ビルド3513〜)
  • 圃場図(シェイプ)ラベル項目追加:作付台帳項目(作物,品種,施肥,防除)追加(ビルド3513〜)
  • 主要なマスタデータ(作物,作業,機材,資材,商品などの物品・役務)に対応する科目情報(入出庫取引別)(ビルド5123〜)
  • FarmXMLを構成する FIX-pms 1.0β 規格に基づくXML文書(ビルド5531〜5919〜)(2015年度改修済みUpd
  • GPXXによるGPS軌跡+各地点データ→シェイプ変換→属性値マップ・一覧表示(2012年度実装)
  • 給与管理データ(源泉,社会保険などの公的テーブルに基づく税率・掛け金率などを含む)(2012年度追加,2013,2014改訂済みUpd
  • 機材施設等の資産償却データ(2012年度追加,2014年度改訂済みUpd
  • 環境計測データ(計測サイト・ノード情報および計測値,2013年度追加)New!

主要な作業計画・管理機能(2015年7月)

 前項で挙げた情報(データ)に基づいて,以下のような営農上の意思決定や日々の作業実施のお手伝いをすることができます。

  • 圃場地図上での視覚的なデータ管理(主な管理内容は以下)
  • 農地管理,土壌成分管理
  • 作付計画作成・管理(品目・品種),品質管理(収量・等級など)
  • 作業受委託を含む日別圃場別作業計画の作成,作業進捗・実績(履歴)管理
  • 労務管理(日別作業予定,日別圃場毎作業指示・報告,日別作業実績,圃場別作業履歴)
  • 各種データの一覧表形式表示,及びCSV形式入出力によるエクセル等とのデータ交換
  • 行政書類作成支援(利用権設定,水稲共済細目書異動申告票)
  • 複数管理ファイル参照機能による多年度データ比較・表示と,それにもとづく計画作成 (2008年度一部実装済み)
  • 作付け計画に伴う施肥・防除計画作成と必要資材積算支援(2009年度実装済み)
  • 作物ごとの土壌成分目標に対する土壌成分管理(2009年度実装済み)
  • 栽培作業・受託作業台帳一括入力時の個別圃場に対する作業面積・時間・資材使用量等の確認編集(2009〜2010年度実装)
  • 栽培作業・受託作業台帳への一括入力履歴利用による事後一括編集・削除(2009年度実装済み)
  • 資材使用集計と科目別登録・市販会計ソフトとのデータ交換(2010年度実装)
  • 任意の外部ツール(実行可能ファイル)登録・呼び出し
  • マップ表示範囲(=マップ印刷範囲)のプリセット登録・呼び出し(2012年度実装)
  • データ出力様式のデザインと出力(データ一覧・集計,チャート,バーコード,など)(2012年度追加)
  • 作業者(従業員)の給与管理(2012年度追加)
  • 機械施設の減価償却管理(資産管理)(2012年度追加)
  • 環境計測データ表示・管理(2013年度追加)New!

 この他にも使い方によって(アイディア次第で),いろんな支援が可能になるかもしれません。

トップメニュー項目別機能紹介(プログラム構成,2015年01月)

 トップメニュー(Menu.exe)は機能分類別に大きく4つのタブシートに分かれており,それぞれにシートにPMSを構成するプログラム群が登録されています。

 その他,トップメニューにはPMSシステム全体のユーザロギングのオンオフ設定,バージョン・ビルド情報の参照,関連サイトへのリンク(既定のブラウザが開きます)などが用意されています。

 

※ 以下の画面例は開発中(未公開)のものを含む場合があります。

 

「メイン」シート

トップメニュー−メイン

 

  • 作業計画管理(メイン) ・・・ PMSの中核となるプログラム(機能)で,圃場地図上で農地や作付,作業などの視覚的な管理を行います(→個別紹介ページ)。
  • 作業計画計算(GA最適化) ・・・ 作付(圃場配置)・作業期間・作業人員データを元にして圃場間移動が少なくなるように,水稲春作業(代かき・田植え)と秋作業(収穫)の作業計画を作成します(→個別紹介ページ)。
  • 在庫管理(AgZaiko) ・・・ 肥料・農薬・その他資材についての在庫管理を行います(→個別紹介ページ(準備中))
  • 給与管理(AgKyuyo) ・・・ 作業者マスタに登録されている作業者についての給与管理を行います
  • 資産管理(AgSisan) ・・・ 機材マスタに登録されている機械・施設等について減価償却管理を行います
  • 初期設定(Config) ・・・ PMSが使用する各種のマスタ情報(農家,地域,水域,作物品種,作業,使用機材・資材,品質管理項目,製品荷姿など)を登録・編集します(→個別紹介ページ)。
  • 圃場図作成(ShapeMaker) ・・・ PMSが使用する圃場図(ESRIシェイプファイル)を作成します。既存のシェイプファイルにPMSが必要とする属性データも追加します(→個別紹介ページ)。
  • 作業実績登録(一括登録) ・・・ 作業計画管理(メイン)を複数圃場一括栽培作業台帳データ登録モードで起動します。日常的な栽培作業データの登録を行いますNew

 

「出力・利用」シート

出力タブ

 

  • 小作・受託作業料金計算 ・・・ 小作マスタ,受託台帳などに入力されたデータに基づき,請負耕作料金および受託作業料金を集計します。
  • 水稲共済申告書作成(個人用) ・・・ 土地・作付台帳などに入力されたデータに基づき,個人農家向けの共済申告書様式(エクセルファイル)を作成出力します。
  • 水稲共済申告書作成(集団用) ・・・ 土地・作付台帳などに入力されたデータに基づき,生産集団向けの共済申告書様式(エクセルファイル)を作成出力します。
  • 利用権設定申請書作成 ・・・ 利用権マスタ,土地台帳などに入力されたデータに基づき,利用権設定申請書様式(エクセルファイル)に必要なデータを出力します。
  • クエリビルダ ・・・ PMSデータを保存している「圃場DB」データベースに対し,テーブル結合を含むクエリを作成・実行し,書類作成等に必要なデータをエクセルファイルに抽出します。
  • レポートデザイナ ・・・ クエリ結果に対して出力様式をデザインします。また,デザイン結果をプリビューすることでレポート出力します。
  • 環境計測データ表示 ・・・ 環境計測データを時間経過グラフとして表示します。New

 

「初期設定」シート

トップメニュー−初期設定

 

  • 背景図地理座標情報作成(WldMaker) ・・・ PMSが使用する背景図用の地理座標情報(ESRIワールドファイル)を作成します。
  • 圃場図作成(ShapeMaker) ・・・ PMSが使用する圃場図(ESRIシェイプファイル)を作成します。既存のシェイプファイルにPMSが必要とする属性データも追加します(→個別紹介ページ)。
  • 初期設定(Config) ・・・ PMSが使用する各種のマスタ情報(農家,地域,水域,作物品種,作業,使用機材・資材,品質管理項目,製品荷姿など)を登録・編集します(→個別紹介ページ)。
  • 農薬登録情報管理(Acdb) ・・・ FARMICが公開している農薬登録情報に基づいて,PMSが使用する農薬マスタ情報を抽出作成します。
  • 環境計測データ定義情報管理(EnvConf) ・・・ 環境計測サイト・ノード,計測項目・測定条件などの計測値に対するメタ情報を管理します。New
  • CSV計測データインポート(MetCsv) ・・・ 環境計測データ定義に従って,計測システム・機器から取得されたCSVファイルを読み込み,環境計測データとして登録します。New
  • MetXML計測データインポート(MetSoap) ・・・ MetXMLサービスが蓄積しているデータを取得し,格納します。New
  • OpenFSログ変換(OpenFSLog2Csv) ・・・ Open-FSが計測したTwitter上のデータ(Twilogより取得)を,MetCsv用の中間CSVファイルに変換します。New

 

「その他」シート

トップメニュー−その他

 

  • 背景図座標作成(既存図参照) ・・・ 既成の地理座標付き背景図または圃場図(シェイプファイル)を参照して地理座標情報(ESRIワールドファイル)を作成します。
  • SIMA→シェイプ変換 ・・・ 測量機器業界の標準書式であるSIMA形式の画地データを圃場図(ESRIポリゴンシェイプファイル)に変換します。
  • DXF→シェイプ変換 ・・・ 測量データとして用いられるCAD形式(*.DXF)をESRIラインシェイプファイルに変換します。
  • PMSフォルダアクセス設定 ・・・ PMSが作業用として使用するフォルダのアクセス権を設定します。
  • 圃場DBアップデータ ・・・ PMSのデータを格納している「圃場DB」データベースを最新のスキーマ(データ構造定義)に更新します。
  • 管理ファイルバックアップ・リストア ・・・ 「圃場DB」内に格納されている「管理ファイル」ごとにバックアップ・リストアを行います。

 

来歴

 本システムは,AGinfo.JPサイトでこれまで情報公開していた「分散圃場春作業計画最適化支援システム」と,国立大学法人鳥取大学において開発されてきた「圃場作業管理システム」をベースとして,それらを機能統合・拡張したものです。

 また同時に,データベースエンジン(SQL Server)によるデータの統一的管理機能や,ESRI MapObjectsLT2による地図データ表示管理機能を導入して,内部構造を一新しています。

 その一方で,オリジナル版(VB6ベース)のユーザインタフェイス部分は,極力既存システムとの互換性を保つようにして,ベースとなったシステムの既存ユーザのスムースな移行に配慮した設計・実装となっています。

 これに対し,.NET版についてはGUIデザインを一新しています。

(C) 2008-10 DSS(LAIS) WeNARC,2011-2013 AGinfo NARC / NARO.

2015.07