作業計画・管理支援システム (PMS) サポートサイトへようこそ!
このサイトでは,地理情報システム(GIS)に基づく圃場マップを活用し,水稲を中心とする多数の圃場を効率的に管理するための営農支援ソフトウェア(の一つ)である「作業計画・管理支援システム」(略称:PMS)についての技術情報や
最新情報,ソフトウェア更新版の公開などを行っています。
【Windows OS についての注意】
マイクロソフトのサポート終了に伴い,Windows 2000 および Windows XP SP2 以前での動作は保証していません。
Windows XP は SP3
(32ビット) で使用して下さい。同様に Windows Vista についても SP1 以降を動作環境とします(できればSP2で)。64ビットOSについてはWindows
7 x64 のみで動作を確認しています(セットアップを除く)。Server系OS(2003/R2,2008/R2)でも動作すると思いますが未確認です。
最新情報
9月6日,PMS講習会テキストを更新しました 
応用編中心の第3回講習会に向けて,講習会テキスト(PDF形式)を更新しました(参考資料ページ)。応用編で,主にSQLクエリ文の基礎とクエリビルダの実習画面を追加しています。
講習では,このテキストの他にサブテキストとして「圃場DBテーブル定義書(抜粋)」と「SQL
Server 2008 自習書」No.1,No.2(マイクロソフト公開)を使用する予定です。
※
9月13日〜16日までは学会参加で担当不在となるので,講習会申込に対する確認作業ができません。この期間に申し込まれた場合は確認の返信が17日以降になる可能性があることをご承知おきください。
9月3日,新しいセットアップパッケージ(6種類)を公開しました 
2010年5月以来久々のパッケージ更新です。今回は,レポートコンポーネントの入れ替えや64ビット版SQLサーバへの対応を行ったため,お使いの環境(32ビット/64ビット)およびこれまで(旧バージョン)のPMS導入状況によって,6種類のパッケージの中から最適なパッケージを選択して導入することになります。詳細についてはセットアップページを参照ください。また,今回の新しいセットアップパッケージを適用する際の,既知の問題についてはFAQページをご覧ください。
9月3日,PMS講習会2010第3回開催要領掲載−9月27日(月)〜28日(火)−応用編を中心に 
第3回の講習会を予告通り開催する予定です。その要領を掲載しました。今回は応用編として,主にPMSのデータを格納している「圃場DB」データベースの構造と,データベースから必要なデータを取り出すためのクエリ文の作成法(T-SQL文),クエリビルダによるデータ抽出・エクセルブック出力を取り扱う予定です。詳細および参加申込などについては開催要領(PDF)を参照ください。
最近の最新情報履歴
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09/06 |
PMS講習会テキスト更新(応用編追記) |
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09/03 |
PMS新パッケージ公開(1.30.4434) |
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09/03 |
PMS講習会2010第3回開催要領掲載 |
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08/16 |
FAQ2件追加 |
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08/13 |
PMS講習会2010第3回予告掲載 |
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07/27 |
圃場地図作成ソフトパッケージ更新 |
→ 最新情報履歴詳細(バックナンバー)を見る
「作業計画・管理支援システム」とは?
水稲をはじめとする作物生産は,屋外自然環境の下,栽培する作物の特性,圃場の来歴・土壌の性質,天候や生育状況の推移,使用する機械や資材(肥料・農薬など)の特徴・効果・影響,地域における作業条件(作業時期,水利慣行など),作業者の特性・労働の質
と量(雇用がある場合)など,さまざまな要因を,それまでに培ってきた経験や知識に基づいて総合的に調整・意思決定しながら必要な作業を実施するという日々の積み重ねの中で達成されています。
近年は特に農業者の高齢化と後継者不足が深刻化していることから,次世代の農業の担い手を支援する施策が強化されており,耕作できなくなった土地を大規模な経営を行っている農家に委託集約したり,集落などでまとまってその地域の土地を耕作していこうとする動きが加速して
います。そのような地域農業の担い手となる経営体では,今後非常に多くの圃場を管理しながら生産を行っていかなければなりません。そうなってくると,冒頭に述べた「様々な要因を総合的に調整・意思決定しながら必要な作業を実施する」こと自体が,多くの圃場を対象とするために,非常に困難な状況となってきています。
そこで,このような多くの圃場を対象とした「様々な要因を総合的に調整・意思決定しながら必要な作業を実施する」ことをお手伝いする情報管理ソフトウェアとして開発
されたのが「作業計画・管理支援システム」です。
このシステムは,管理対象となる圃場の地図を使ってコンピュータの画面上で視覚的に作物生産の計画から栽培工程管理までの情報管理を支援します。
【参考資料】 --->
参考資料ページへ
システム構成
システムは下図のように,複数の実行形式プログラムから構成されています。
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| システム構成 |
※ この画面画像は,.NET版の開発時点(2009年5月)のものです。
取り扱い可能なデータの種類
本システムでは,以下のような営農上のデータを取り扱います。なお,経理上(金銭面)の管理機能は搭載しておりません(金額等を入力できる項目もありますが,あくまでも参考情報としての入力となっており,それを用いた経費計算・管理機能などは用意されていません。順次実装中または実装予定です)。
- 圃場の区画形状情報(GIS互換のポリゴンシェイプ)
- 圃場に付帯する情報(所有者,地番,面積,土地利用,水利,・・・など)
- 圃場所有者・耕作者・作業者についての最小限の情報(氏名など)
- 作物情報(栽培・管理する作物名・品種名など)
- 栽培資材情報(使用する肥料名・農薬名など)
- 圃場毎の作付情報
- 圃場毎の日々の栽培管理作業情報(当初計画,日々計画,作業実績の3種類)
- 圃場毎の受託作業計画・実績情報(ビルド3228より,作業後との使用資材や機材,作業時間などの細かな記録が可能)
- 圃場毎の土壌成分情報(水田用の簡単な施肥設計も可能(参考程度))
- 圃場毎の収穫・出荷物の品質情報(水稲を対象,他作物でも利用可能)
- MFD(PDA利用のモバイル農業情報記録)連携による現場作業記録情報 (2008年度実装済み)
- GPS軌跡情報(ポイントシェイプまたはラインシェイプファイルの重ね表示のみ) (2008年度実装済み)
- 水利情報(水系・水域および配水予定の登録・管理) (2008年度実装済み)
- 収穫後の生産・調製・出荷情報(生産ロットごとの管理) (2008年度実装済み)
- 資材(肥料・農薬・種子種苗,各種生産資材,燃料など)在庫管理情報 (2008年度実装済み)
- 生育関連データ(圃場・日単位)(2009年度実装済み)
- 施肥設計・防除設計情報(2009年度実装済み)
- 栽培作業関連のマップ表示処理強化(作業軌跡含む),他(ビルド3110〜)
- 作物(作付)別の土壌成分値目標設定による土壌成分管理(ビルド3328〜)
- 1管理ファイル3作付までの制限撤廃(作付数無制限へ,ビルド3513〜)
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圃場図(シェイプ)ラベル項目追加:作付台帳項目(作物,品種,施肥,防除)追加(ビルド3513〜)
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x64プラットフォーム上での動作を確認(ビルド3604〜)
主要な作業計画・管理機能
前項で挙げた情報(データ)に基づいて,以下のような営農上の意思決定や日々の作業実施のお手伝いをすることができます。
- 圃場地図上での視覚的なデータ管理(主な管理内容は以下)
- 農地管理,土壌成分管理
- 作付計画作成・管理(品目・品種),品質管理(収量・等級など)
- 作業受委託を含む日別圃場別作業計画の作成,作業進捗・実績(履歴)管理
- 労務管理(日別作業予定,日別圃場毎作業指示・報告,日別作業実績,圃場別作業履歴)
- 各種データの一覧表形式表示,及びCSV形式入出力によるエクセル等とのデータ交換
- 行政書類作成支援(利用権設定,水稲共済細目書異動申告票)
- 複数管理ファイル参照機能による多年度データ比較・表示と,それにもとづく計画作成 (2008年度一部実装済み)
- 作付け計画に伴う施肥・防除計画作成と必要資材積算支援(2009年度実装済み)
- 作物ごとの土壌成分目標に対する土壌成分管理(2009年度実装済み)
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栽培作業・受託作業台帳一括入力時の個別圃場に対する作業面積・時間・資材使用量等の確認編集(2009〜2010年度実装)
- 栽培作業・受託作業台帳への一括入力履歴利用による事後一括編集・削除(2009年度実装済み)
この他にも使い方によって(アイディア次第で),いろんな支援が可能になるかもしれません。
今後の機能追加予定
「取り扱い可能なデータの種類」で触れたように,資材・機材や人員・組織の運用に係る経理管理機能は搭載(実装途上中で未完成)していません。最終的な経理的集計機能は,別システムに依存せざるを得ない状況です。そこで,できるだけ本システムで管理できるデータの,別システムとの相互運用性について,対応を拡大しています。
現在は,CSVファイル入出力による表計算ソフト等とのデータ交換が可能になっていますが,このCSVファイルの書式がデータ交換の際のネックとなり得ます。なお,システム既定書式での各種実績レポート出力は,CSV形式での他,マイクロソフトエクセル(*.xls)への直接出力も可能となっています。利用者ニーズに基づく任意書式でのレポート作成については,出力されたエクセル文書またはCSVデータを元にエクセル上などでそれぞれに様式を定義し,VBAによりデータを転送することで可能となります。
また,一つの管理ファイルを主たる作業対象としつつ,他の管理ファイル(主に過年度・前作など)を同時に読み込んで,前年や前作との比較や推移を検討したり,前作を見ながら,現在の管理ファイルを編集(データ入力・変更など)したり,複数年での経過を集計・表示したりする機能は現在一部実装済みですが,すべての機能が完成しているわけではありません(成長途上)。
動作環境
本システムは,Windows OS (Windows xp,Vista, 7 のいずれか)を搭載したPC上で動作します(Windows
7 Ultimate リテール版(x86, x64)での動作も確認済みです)。Server系OS(2003/R2,2008/R2)でも動作すると思いますが未確認です(自己責任で)。
注1.Windows 2000はマイクロソフトのサポートが終了しているため対象外。xpはSP3以降,vistaはSP1以降に限ります。
注2.x64プラットフォーム上ではWOW64環境で動作します。x64ネイティブには対応しません。
また,動作に必要なコンポーネントとして,
- Microsoft .NET Framework 2.0 以降
- Crystal Report Basic Runtime for Visual Studio 2008
- Microsoft
SQL Server 2005 Express Ed. SP1以降のいずれか("SQLEXPRESSインスタンス")
が必要となります(いずれもマイクロソフト社のサイトなどから入手可能)。
詳細については,セットアップページを参照して下さい。
来歴
本システムは,AGinfo.JPサイトでこれまで情報公開していた「分散圃場春作業計画最適化支援システム」と,国立大学法人鳥取大学において開発されてきた「圃場作業管理システム」をベースとして,それらを機能統合・拡張したものです。
また同時に,データベースエンジン(SQL Server)によるデータの統一的管理機能や,ESRI
MapObjectsLT2による地図データ表示管理機能を導入して,内部構造を一新しています。
その一方で,オリジナル版(VB6ベース)のユーザインタフェイス部分は,極力既存システムとの互換性を保つようにして,ベースとなったシステムの既存ユーザのスムースな移行に配慮した設計・実装となっています。
これに対し,.NET版についてはGUIデザインを一新しています。
謝辞
本システムの開発に当たっては,ベースとなった「圃場作業管理システム」を提供・改良いただいた国立大学法人鳥取大学,および現地実証を担当し
ていただいた鳥取県農業試験場,さらにはシステム設計・実装を中心的に担っていただいた(有)アドバンネットの多大な協力がありました(オリジナル版)。また,オリジナル版の開発にあたっては農林水産省の「先端技術を活用した農林水産研究高度化事業」による研究開発資金援助を受けています(2004〜2006年度)。
2007〜2009年度は,農林水産省委託プロジェクト「担い手の育成に資するIT等を活用した新しい生産システムの開発」(略称「担い手」)による研究開発資金援助を受けて開発・実証しています。
この「担い手」研究では,H県の公的試験研究機関のご協力を得て,H県K市および同市内の農事組合法人で開発実証を行っています。
また,2007年6月の本サイトでの公開以降,PMSに関心を示していただき,本システムを試用いただくとともに,貴重なご意見・改善要望などをいただいた利用者有志の皆様の多大なご協力を得ています。
2010年度(2010年4月)からは農林水産省の「農作業の軽労化に向けた農業自動化・アシストシステムの開発−(5)農家の作業技術の数値化およびデータマイニング手法の開発」(略称「アシスト」)による研究開発資金援助を受けています(2010〜2014年度の予定)。
以上,ここに記して感謝する次第です(・_・)(._.)
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